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老後の資金がありません

「老後の資金がありません」というストレートなタイトルの小説(笑)。

 

老後2000万円問題、批判されてましたね。でも、計算してみてください。65歳で退職するとして、人生100年時代の今、95歳まで生きるとして、30年間。2000(千万円)÷30(年)÷12(ヶ月)=5.55555...万円。つまり2千万円あったって、ざっと月々55,000万円にしかならないんです。ただし、年金などは考慮されていないので、プラス毎月の年金が一月で使えるお金になります。

それを多いと思うか、足りないと思うかは、人それぞれでしょう。

 

この小説の主人公、派遣社員として働く篤子の家庭はは54歳にして1200万円の貯蓄がありました。なんとか家計をやりくりっして、コツコツと貯めたお金でした。夫はお金のことには無頓着。敦子に言えばお金が出てくる。「私を打ち出の小槌か何かと思ってる」と篤子はいいます。

子供たちは成人し、それぞれ独り立ち。ほっとしたのも束の間、娘が結婚。娘婿は地方の商店の経営者。地方ほど派手にお披露目をしたがる傾向にあるような気もしますが、そん典型で結婚式の費用に600万もの大金を出してしまいます。そして、舅がなくなり、浅草で老舗の和菓子屋をやっていたので「それなり」の葬儀をということで、またまた大金が飛んで行きます。

さらに重なるいろいろな出来事....。

 

小説だけれど、誰かの日記を読んでいるかのような、とても身近な話。と言っても、我が家にはそんな貯金もないので、ますます老後の不安は大きいのですが。

救いは、主人公の篤子自身が賢くて優しい人物であること。理不尽とも思える周りの人たちのことも、どうしてそんな言動になるのか思いやることができる人だということ。

映画化されるらしく、天海祐希さんが主演を務めるらしい。きっとぴったりだと思っています。

posted by: Michelle | Books | 22:46 | comments(0) | - | - | - |
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