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移植医たち

谷村志穂・著の「移植医たち」を読んだ。

 

この本を読んでいた時期、オリンピック真っ最中だった。金メダル二連覇の羽生君が「色んなものを捨ててきた」と言ったことがとても印象に残っている。目指すものが大きければ大きいほど、捨てざるを得ないものが大きいのかもしれない。「それって、私が資格取得試験の時に家事をやるのを捨ててきたのと同じ」と私が妙に共感していたら、夫から「それは違います」と訂正が入ったが。

冗談はさておき、この小説の中の医師たちも、あらゆることを犠牲にして臓器移植で人の命を繋ぐことを目指してきた人たちだ。

 

登場するのは錚々たる医師たち。モデルとなってる医師もいるそうだ。

アメリカのピッツバーグ大学のDr.セイゲルの講演に魅了され、自らもアメリカに渡り移植の研究をし、日本に臓器移植を根付かせようとした佐竹山医師。Dr.セイゲルの元で助手を務めるDr.サカイ。

自身の父も医師だったが、ある理由で日本を追われ、アメリカで育った加藤女医。

日本からアメリカに渡った、古賀医師、大木医師、などなど・・・。一人一人が素晴らしい腕と人間性を持っている。

 

日本の臓器移植はとても遅れている。それは頭でっかちで閉鎖的な医師会のせいもあるかもしれないが、日本人特有の宗教観や倫理観も影響していることは否めない。今でこそ脳死判定や臓器提供が行われているが、認可されたのはつい最近のことだ。

未だにドナーを求めて海外に出かける日本人がどれだけいることか・・・。成功して命を繋ぐことができた人は、本当に少ない。

 

この物語の中で、長年アメリカで移植の研究をしてきた佐竹山医師が日本で移植を根付かせようと決意した場面が出てくる。

ボストンシンフォニーで日本人の小澤征爾が指揮をしているのを知って、自分もコンダクターになろうと思ったのだと。実は、ちょうどその頃、私自身もボストン近郊に住んでいた。20年ほど前のことだ。まだあの頃、日本での臓器移植は珍しいことだったんだと改めて思った。当時、ボストンには日本からの医師の留学が多かった。あの頃知り合ったお医者さん達が、今現在日本で活躍いていることだろうと頼もしく思う。

 

日本に帰国してからの佐竹山医師は、大変苦労する。それでも、「徒労とは思ってはならない。きっといつかわかってもらえる時が来る」と言い聞かせながら講演会などを続ける。

また、マスコミからも移植とは全く関係ないところで記事にされ追いかけ回される。腐ったマスコミの性質って今も変わらないなぁ・・・と思ったりして。

この小説とは関係ないけれど、昨年からの不倫報道。くだらない!!! 逐一報道する方も見る方も、どんだけ暇なの?と思う。芸能人や政治家が不倫をして騒がれているが、不倫なんて本来は当人同士の問題でしょう。他人の浮気なんて関係ないじゃん。仕事は仕事なんだから、仕事をしっかりやっていればいいじゃん!と思ってしまったりもする。でも、自分の夫が不倫してたら絶対に許せないわけだけど。

 

戦後人間の平均寿命はかなり伸びた。昨年のデーターによれば、女性87.14歳 男性80.98歳だそうだ。その原因として医学の進歩が挙げられる。しかし、それは統計的なもので、個々としては寿命云々は関係なく、早く亡くなってしまう人もいる。その家族の悲しみは計り知れない。

 

この物語の大半はアメリカでの研究が舞台だ。アメリカの大学は、学びたい者には広く門を開いてくれるところだと思っている。私は学びたい人間ではなかったので、周りから見るだけだったけれど・・・(笑) 確かに学費はメチャクチャ高くて、日本の比ではないけれど、優秀であれば優秀であるほど、学費を免除してくれる策はいくらでもある。さらに、絶対的に人が多く、多人種でもあるせいか、「聞く耳」を持っているような気がする。保守的な部分もあるが、日本のように閉鎖的ではない。パイニアが生まれる国だなぁと痛感する。

 

そういえば、この物語の舞台になっているピッツバーグ大学で働いている医師が昔の知り合いにおりました。元気かなぁ。

また、以前感動した「最後の授業」のランディ・バウシュ氏が教鞭をとっていたカーネギーメロン大学もピッツにあった。何度か車で通り過ぎたことがあったけれど、立ち寄ってみればよかったかなぁ・・・と思ったりする。

 

個人的にも色々思い出すことが多くて、久しぶりに読み込んでしまった小説でした。

posted by: Michelle | Books | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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