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変身2012.01.26 Thursday
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前代未聞の脳移植手術を受けた平凡な青年・成瀬純一。どちらかといえばおとなしい彼が、その手術後、暴力的な人格に変わっていく。だれがドナーだったかは、だいたい始めの頃から予想がつくのだけれど、それに対する周りの反応が興味深い。そして、彼が選んだ最後の決断もなかなか。この小説、玉木宏主演で映画になっていたんですね。さすが東野圭吾作品。かなりの確率で映画化されています。機会があったら見てみたい。
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オトことば。2012.01.24 Tuesday
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「五体不満足」で有名な乙武洋匡氏のtwitterでの言葉が一冊にまとめられました。サクッと読めるけれど、実に励まされるいっさつです。彼は、twitterで本日現在367,536人にフォローされています。私もその一人なのだけれど、彼の言葉にはスーパー正直でまっすぐな人柄が現れていると思います。彼は早稲田大学在学中に「五体不満足」を書いて一般的に有名になった後、スポーツライターとして活躍し、教師免許まで取得し教鞭もとりました。twitterを見ていても、実に活動的な人で、まるで障害など感じさせません。そんな彼を育てたご両親は、やはり御立派だと思いますが、ただただ自分の子供を慈しんで育てただけなのだろうと思います。そんな事も感じられるこの一冊、読み終わった後になんだか「人生ってすばらしい」なぁ〜んて思ってしまうかもしれません。
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超・殺人事件2012.01.16 Monday
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東野圭吾氏の短編小説集。なんと、東野氏はこんなふうに小説を書いていたのだぁ〜! と、言うわけではないと思うが、サブタイトルにあるように、推理作家の苦悩が表現されている。ただし、面白おかしく。
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悪人2012.01.06 Friday
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一昨年公開された映画「悪人」を見た。登場人物一人一人にそれなりの不幸な背景があり、それが絡み合って犯罪が生まれた・・・ように思う。妻夫木聡演じる殺人を犯してしまった清水祐一ですら、突発的に人を殺してしまう気の毒な一面もある。満島ひかる演じる殺された石橋佳乃は、ホントに嫌な女だけど、見栄っ張りなところは誰もが持っている一面なのかもしれない。この映画の中で、同情する予知の無いのが岡田将生演じる大学生増尾圭吾と、ズケズケと人に入り込んでくるマスコミ(別名マスゴミ)連中だ。でも、社会的一般的には彼等は悪人とは呼ばれない。とかなんとかいろいろ見方はあるけれど、どう転んでも人を殺すのは悪い事です。どんな理由があろうとも、人を殺してはいけないと私は思っています。犯罪を美化してはいけないのです。たとえ、深っちゃんがかわいくても。後半で柄本明演じる被害者の父親が言います。『今の世の中、大切な人がいない人が多すぎる』と。『その人が喜ぶ姿を想像するだけで、自分も嬉しくなるようなそんな相手が居ますか?』と。人と人との繋がりが希薄になっている昨今、こんな犯罪は増えていくかもしれませんね。まずは、自分の身近な誰かを大事に思うことが大事な事なのでしょう。この映画を見た後、「大切な人は居ますか?」と誰もが自分自身に問うたと思います。そんな人が居る日々に感謝。
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幻夜2012.01.06 Friday
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「白夜行」の続編と聞いていたこの小説、全然そんな感じがしなかったのは私だけでしょうか?私が初めて読んだ東野圭吾氏の小説が「白夜行」でした。今まで見た事もないくらいの厚さの文庫本でしたが、あっという間に読み終えてしまい、それ以来、東野圭吾氏の小説のファンになってしまいました。ドラマや映画になっていることは知っていましたが、海外に住んでいたこともあり見ておらず、 去年の秋に再放送された者を見て思い出しました。そして今さらながらネットで映画の予告編で亮司役の高良健吾くんを見て、「和さん!」とつぶやいてしまいました。(笑)それはともあれ、「白夜行」と「幻夜」の違いは、ヒロインの違いです。「白夜行」の雪穂が「幻夜」の美冬なのだとするならば、あまりにも「心」がなさ過ぎると思ったのです。映画「白夜行」で「殺したのは、心」と出ていますが、「白夜行」の中で雪穂の心は本当に死んでしまったのですね。それならやっぱり紛れもなく、「幻夜」は「白夜行」の続編なのですが。それにしてもこの「白夜行」「幻夜」って、シドニィ・シェルダンの小説に似ていると思いました。シドニィ・シェルダンの小説は、15年ほど前にドハマリして読んでいたのですが、必ず美女が出て来て、いろいろあくどい手を使って成功者になっちゃうんですよね。「幻夜」を読んで、シドニィ・シェルダンをまた読みたくなった私って、変ですかね?
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君と会えたから・・・2012.01.06 Friday
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本屋の息子が、店番をしていたことで出会った少女と恋をする。その少女が父親から教えてもらった事をその少年に伝えていくという物語。「『また、必ず会おう』と誰もがいった。」「上京物語」 の著者、喜多川泰氏の本。気に入った作家さんが見つかると、その人の本を何冊も読み続け癖のある私。「『また、必ず会おう』と誰もがいった。」が良かったので、借りてみた。私にとっては、「うーん、もうこの段階は卒業してるな」という内容だった。『いつこの世から居なくなっても後悔しない行き方をする』というのが、この本のテーマだと思うのだけれど、昨年アップルコンピューター社のスティーブ・ジョブスがそう言う前から私自身そうありたいと思い続けていたので、なにも今更と言う感じだったのだ。偉そうだけど、すでに自己啓発本を読むのは卒業したと思ってしまっている私が読む本じゃないなと思ったのだ。しかしながら、Amazon.comによれば、この本は喜多川氏の著書の中で一番売れている本だそうだ。それもそのはず。喜多川氏は、私のようなおばちゃんに読んで欲しくてこの本を書いたのではなく、10代の思春期の学生にこそ読んで欲しいと思って書いているからだ。ここで、この本から喜多川泰氏のプロフィールを抜粋する。「大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方で、授業に取り入れるべく自己啓発の研究を続ける。一人でも多くの若者に素晴らしい人生を送ってもらうために出来ることはないかと執筆活動を開始。」とある。私も若い世代の人達に、彼の本を読んで欲しいと願う者の一人です。喜多川氏が直接の思いを伝えようとしているホームページもご覧下さい。「喜多川泰のホームページ」http://www.tegamiya.jp/Index01_Home.html「一冊の本との出会いで人生は変わる」と彼は言っていますが、彼にとっての「一冊の本」とは何だったのか、興味のあるところです。
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わたしがちいさかったときに2011.12.16 Friday
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1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された。数年経って子供達がその経験を綴った。その中のいくつかに、岩崎ちひろ氏が絵を描いて絵本となった。岩崎氏の絵とは裏腹に、子供ながらに壮絶な経験をした事が書かれている。中でも、傷跡が残り、「ピカドン傷」とののしられいじめられた女の子の文が心に残った。日本人は、なぜ人のことでも、悲しみと苦しみを分けあおうとしないのでしょう。私は一日も早く、何ごとも笑って過ごせる日が来るようにと、一つの思いをこめて、心からお祈りいたしております。今年3月の震災の後、いまだ放射線の問題が残っている日本。被災地から引っ越してきた子供達をいじめる子供も居ると聞いた。物質・物理的に福島から汚染物質を移動させるのは危険なのは誰が考えても明らかだ。ならば、そこに住む人が避難・移動するしかないであろう。避難しやすいように、彼等の心の痛みを理解し、手を差し伸べてあげられるような国でありたいと強く思う。
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ブラックペアン19882011.12.15 Thursday
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日本の年号が「昭和」から「平成」に変わる少し前の物語。海堂氏の代表作、田口・白鳥シリーズの「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージューの凱旋」などにも出てくる田口・速水・島津医師達が学生で登場する。田口・白鳥シリーズで東城大学医学部付属病院院長を務める高階医師の現役バリバリの頃の話だ。何を隠そうこの私、この時代には医療の現場をちょっと覗ける立場にいた。何かというと医療ミスと言われ裁判沙汰になる事を恐れ、患者がお客様のように扱われる現代の医療現場と違い、医師達が堂々としていた。もちろん、現在も絶対のポリシーを持って堂々と活躍している医師も居るにはいると思うが。「ブラックペアン」に出てくるような、手術室で看護師や他の医師を怒鳴りつけたり、機材を投げつける医師も居た。また、医療に疑問を持ち風来坊よろしく気まぐれな医師の卵も知っている。そして狭い医療の世界、男女間のどうのこうのもあった。どうしても、そんな人達とこの物語の登場人物を重ねて読んでしまう。彼等は、今頃どうしているのかなぁ〜。内容については書かないけれど、「チーム・バチスタ」「ジェネラル・ルージューの凱旋」と同じくらい、もしかしたらそれ以上にワクワクしながら読んだ。白鳥さんは出てこないけれど、これは絶対に映画化・ドラマ化したら面白いと思うなぁ〜。
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上京物語2011.12.10 Saturday
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この本の前半は、ごくありふれた日本の大学生、社会人の男性・祐介の物語だ。「成功する」という夢を持ち上京。とりあえず就職するが、夢を持ちながらも仕事が楽しく結構な年までその会社で働く。車を持ち、結婚し、マンションを買い‥、子供が大きくなってふと思う、「これで良かったのか?」と。実は、この物語は、大学進学のために上京する祐輔が父から渡された物語だった。そこから学んでほしい事があると父は言う。ある意味、自己啓発本とも言える本だ。その教えを「そうだ!」と思いながら読むもよし。「どうかな?」と思いながら読むも良しだろう。私は、この物語を読んで、はたからみれば、子供の教育費や住宅ローンに収入のほとんどを費やさざるをえない我が夫のことを思う。これでこの人の人生に後悔はないのだろうかと思わずにはいられなかった。著者は、「恐れずに自分のやりたいことをやるべきだ」とすすめているようだが、この祐介のように、ごくありふれたように見える人生の中にも幸せはあるはずだと思う。人の幸せなんて人それぞれだ。その人なりに納得できる生き方が出来ればそれでいいかと思うし、それは、人生の最後の最後にならなければわからないことかもしれないと思う。要は、その最後の時に後悔しないように生きていることが大事なのだろう。
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