-
卒業2012.04.18 Wednesday
-
東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ一作目。「赤い指」や「新参者」「麒麟の翼」など、今では映画やドラマにもなった阿部ちゃん演ずる加賀恭一郎。その彼がもしかしたら初めて触れた事件がこの小説ではないだろうか。まだ刑事でも教師でもない大学生の加賀恭一郎の友人二人が相次いで亡くなった。自殺なのか、他殺なのか? 他殺だとしたら、いったい誰がどんな目的で?私は加賀恭一郎シリーズは、「卒業」より先に、「麒麟の翼」や「赤い指」「新参者」を読んでいたので、なんとなく彼の過去を振りかえるようで面白かったです。この頃から彼の推理はピカ一でしたね。そのまま教師ではなく、刑事になれば良かったのに・・・と、思いながら読んでしまいました。加賀恭一郎の教師時代の小説ってありましたっけ?硬派な阿部ちゃんキャラが印象強すぎて、ドラマ「ドラゴン桜」とダブるんですよねぇ〜。
-
おひとりさま介護2012.04.12 Thursday
-
いわゆるアラフォー(もう、ちょっと古い?)で、独身を謳歌してきた著者。突然母が倒れ、介護をすることになる。そんな事になろうとは夢にも思っていなかったとか・・・。そんな彼女の経験が書かれています。介護の基本の「き」から書かれていると思います。
-
予知夢2012.04.12 Thursday
-
図書館でなぁ〜んにも考えずに「東野圭吾」ってだけで借りてきた。読んでいるうちに、「あれ? 前に読んだ?」と思った。なんてことない、福山雅治主演のドラマの原作でした。最初にドラマを見てしまっていたので、結末も見えちゃって残念でした。
-
王国〈その3〉ひみつの花園2012.03.19 Monday
-
よしもとばなな氏の「王国」シリーズの完結編。主人公雫石が自分の居場所・役割をみつけ、これからをしっかりと生きていこうとする物語。とにかく、雫石をとりまく人間達が優しくて素敵だ。なんとなくおすきぎとピーコを連想してしまう、雫石がアシスタントを務める楓の恋人・片岡さん。彼のぶっきらぼうでストレートな優しさが素晴らしい。「あんたなんか嫌いよ」と言いながら、「大好きよ」オーラを放っているかのような人だ。そして、いきつけの居酒屋のおじちゃんとおばちゃんも素晴らしい。私も、そんな居酒屋があったら入り浸りそうだ。でも、なかなか無いんだよねぇ〜。「どこかいい店教えてぇ〜」と思っちゃいました。雫石にしても、彼女のおばあちゃんにしても、楓氏にしても、特殊な能力の持ち主だけれど、もしかしたら人は誰でも心を研ぎ澄ましてみたらもてる能力なのかも?と思ったりもする。今回は、「キッチン」やエッセイくらいしか読まなかった「ばななワールド」にどっぷりはまらせていただきました。
-
王国〈その2〉痛み、失われたものの影、そして魔法2012.03.14 Wednesday
-
王国〈その1〉から劇的な変化があるかと思いながら読んだけれど、そんなとは無く、やはり淡々と雫石の日常がつづられている。強いて言えば、不倫相手の真一郎が離婚した。不倫とはいえ、雫石と出会ったときにはすでに離婚するつもりだったらしいから、雫石のせいで離婚したわけでは無いので、あまりピンと来ない。でも、この物語の中で語られる、それぞれの「言葉」がなんともいい。もしアンダーラインを引きながら読むとしたら、ラインだらけになってしまうかもしれない。個人的な意見を言うならば、「言葉」は「魔法」なのだと私はいつも思っている。人から発せられる「言葉」には、その言葉を発する人の「心」がある。それが、メールなどの文字だけでは表せない物だと思うから、私は人と実際に会って話がしたいといつも思う。「言葉」に秘められた「心」は暖かさ、優しさ、励ましなどプラスのものもあるけれど、嫉妬、ねたみ、憎しみなど、マイナスの物もある。だからこその「魔法」なのだといつも思う。人が人と触れ合うために必要な「魔法」なのだ。
-
借りぐらしのアリエッティ2012.03.13 Tuesday
-
まずは声の出演の皆様が素晴らしい。大竹しのぶ、三浦友和、樹木希林のベテラン。藤原竜也は若いけど演技波。志田未来はよくわからないけど。なんと言っても、ハルさんの憎らしいこと。(笑) あの「いっしっし」的な表情がまたなんとも・・・。それと、アリエッティの母親の臆病ぶりにもイライラさせられた。この二人の声を演ずる、樹木希林・大竹しのぶの声の演技が素晴らしいと言うことだろうか。心臓手術を控える少年・翔が手にしている本が「秘密の花園」だった。この物語のアイディアは「秘密の花園」から来ているのだろうか。確かに、翔がアリエッティを助けて味方になっていくことで、彼が生き生きとしてくる。Wikipediaの「借りぐりしのアリエッティ」の翔の紹介のところでは、「最後にはアリエッティに生きる希望をくれた。」とあるが、生きる希望をもらったのは翔の方のような気がするのだが、いかがなものだろう。
-
王国<その1>アンドロメダ・ハイツ2012.03.08 Thursday
-
お茶で人をいやすことが出来る祖母と暮らしてきた雫石。都市開発の波が山まで迫って来、祖母と雫石は山を下りる決心をする。祖母は外国へ旅立ち、一人になった雫石。彼女は、占い師楓のアシスタントとして働き始める。楓のパトロン片岡。サボテンを通して出会った野林との不倫。こう書いてみると、なんだかどろどろした話に感じられるけれど、なんとも自然で不思議な人間関係なのだ。この「王国」はシリーズ第一段。これから雫石の独り立ちが始まる。なんだか励まさせる。続きも楽しみだ♪
-
悪魔のいる天国2012.02.22 Wednesday
-
久し振りに星新一の本を読んだ。SF短編小説なので、受験生の時に気分転換に良く読んだ。ずいぶん前のことだけど。願書の趣味の欄に「読書」と書いたら、面接で「どんな本を読んでますか?」と聞かれて、「星新一の本」と答えた覚えがある。面接官はどう思ったのかなぁ〜。結局、受験には合格したので、そんなに印象は悪くなかったのでしょう。とにかく、サラッと読めて、ブラックジョークでちょっと著者の意思も感じられる短編小説集です。
-
綾子へ2012.02.13 Monday
-
小説「氷点」「塩狩峠」などで知られる三浦綾子女史かが亡くなってから、夫である三浦光世しがかいた綾子女史の亡くなるまでの記録、また、彼女への手紙である。大変申し訳ないのだけれど、文字も大きくページも少ない本なのに、読むのにすごく時間がかかった。要するに、あまり面白く感じられなかったのだ。ただ光世氏は2000年に書かれたこの本の中で、1978年のアメリカ旅行の際に原発を見て、とても恐ろしく感じたと書いている。その部分を抜粋してみる。アメリカ滞在中、ある日車で原子力発電所の側を通った。どこの州のどこの原発かも、全く覚えてはいないが、森の中にそれは建っていた。辺りに一人の人間もいなかった。異様な感じだった。なんとも不気味に感じたのは潜入観念の故であったろうか。以来、原発という字を見るたびに、あの時の印象が瞼に浮かぶ。西欧諸国では、原発はとみに廃止の方向に向かっていると聞くが、日本は逆に増えているという。いかに安全と言われても、多くなればなるだけ、危険は増大しているのではないか。無知な私には、この恐れをぬぐい去ることができない。
-
長男の嫁2012.02.05 Sunday
-
この本は、一人息子を持つ80代の方から紹介していただいた。彼女自身、「長男の嫁」を持つ身なので、参考になったそうです。私自身も「長男の嫁」なので、読んでみましょうと言うことになったわけです。著者の三浦暁子氏のご主人・三浦太郎氏は、共に有名な作家である三浦朱門氏と曾野綾子女史の長男である。つまり、著者自身が長男の嫁であり、その経験からこの本が書かれているということになる。まぁ、彼女の経験だけではありませんが。読んでみると、「そんな事まで書いて大丈夫?」と思うようなことまで書いてある。しかしながら、そんな世間的には有名な家庭でありながらも、やはり人間。誰しもが経験するようなことを経験していらっしゃる。(笑)特に共感出来たのは、二世帯住宅を建てる時のエピソードや舅姑の老後の問題は、なかなか現実的である。私自身も「わかる、わかる」と頷いてしまった部分も多い。老後の問題については、元気な時からくよくよ思い悩んでもしょうがないと思っている。そして、私もこの本に出ている嫁同様、基本的には「夫の親は夫が、嫁の親は嫁が」面倒をみるべきだと思っている。ただし、それが現実なれば状況も気持ちも変わってくるで、「その時」にならないとわからない。嫁と舅姑は他人。そもそも、夫とでさえ他人なのだ。それを最初から「家族」とひと括りにしてしまうことに無理があると思う。もちろん、最初から仲良くやっていける嫁もいるだろうけれど。「もともと他人」を忘れてしまうから、ズケズケと舅が子供世帯の家に上がり込んできたりするのだ。この本の中にいろいろ書かれているけれど、ケースバイケース、人それぞれ状況も気持ちも異なるので、「こういう考え方もある」程度に読めばいいと思う。「自分の考え方が正しい」と思っている人に程読んでほしい。人によっては真逆の感情を持っている人もいるのだから。
| < 前のページ | 全 [26] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |















